お風呂でむくみ疲労も回復する秘訣

お風呂のお湯の温度

 

 

疲労回復を目的とした場合にはお湯の温度の確認をしましょう。基本的に十分な体温の上昇を意識するには、約1℃の体温上昇が必要です。こうした体温上昇をするためには、目安としてお湯の温度を40℃にして、湯につかる時間を15分間とします。お湯に肩までつかる水位での全身浴です。

 

 

こうして実際に体温が1℃上昇すると顔や額が汗ばんできますから、これを目安にしてもいいのです。ちなみにお湯の温度を42℃以上にすると体への作用が逆になるので注意が必要です。40℃以下のぬるいお湯だと副交感神経が刺激されてリラックス状態になりますが、42℃以上の高温になると、交感神経が刺激されるので興奮状態になります。つまり効果が全く違うということです。

 

 

寝る前は40℃以下、朝の仕事前なら42℃の熱めのお湯を使えばいいわけで、お風呂は温度を調整することで自律神経を整えるのです。

 

 

入浴後については、素早くタオルで体を拭いてしまいましょう。体が温まっているうちに服も着て横になり、安静を保つようにすれば、体温が高い状態が保たれます。これで温熱作用による疲労回復効果をより発揮させることができます。

 

 

少し部屋を薄暗くするのもリラックス効果があります。このようにひとくちにお風呂と言っても、上手に使うコツがあるわけで、今まで以上にお風呂の効果を実感できるようにしてみてください。